通信教育講座
通信教材を使って行う教育講座の利点や欠点、利用者の口コミ情報を紹介します。
通信教育の過去と現在
通信教育の大きなメリットは、生徒が自分のペースで勉強できることです。
学校や塾の授業では、多くの生徒を一度に指導するため、一人ひとりがきちんと理解できるまで時間をさくことができません。生徒側も、集団の中にいると、理解できないところも何となく聞き流してしまいがちです。これが続くと、やがて授業についていけなくなります。
基本的な学習内容を復習し、つまずいているところを集中的に強化できますし、学校の授業を理解するための予習も自主的に行えます。競争することや強制されることが苦手なお子さんにとっては、一番自由度の高い学習方法といえるでしょう。
親御さんにとっても、塾通いより費用も安く済みますし、親の目が届く場所で勉強させることができるので、安心感もあります。
通信教育は息の長い業者が多く、「進研ゼミ」や「Z会」、「ポピー」「トレーニングペーパー」など、親世代にとって懐かしい教材も継続されています。長年の実績を生かした各教材は、基礎力を固めるには最適です。
そんな従来のスタイルから一歩進化した通信教育の新しい傾向として、PCを使ったWeb学習も、最近広まりつつあります。これは動画を見ながら学習することにより、聴覚や視覚を刺激しながら、短時間で多くの情報を得ることができます。疑問点はメールでやり取りできて便利です。「eドリル」「マナビックス」「e点ネット塾」など、新しい業者が続々と参入しています。
通信教育を利用している家族の声
- 費用が安くて助かっている。
- 親の目が届く場所で勉強しているので安心。
- 一人で勉強させるとすぐに飽きてしまうので、必ず親がついて教えている。
- ふだんほとんど手をつけず、テスト前の参考書としてもっぱら使っている様子です。
- どの教材にも最初は興味を持つが続かない。せっかくの課題提出も怠りがち。
継続には家族の協力が必要
できるだけ生徒の興味を引き、集中して学習できるように工夫が凝らされていますが、通信教材だけを使って勉強を続けていくことは、実際はとても難しいものです。
通信教育で成績が上がった生徒さんは、たいていの場合、毎日ご家族が付き添い、継続できるようにサポートしています。
逆に効果があがらなかった生徒さんは、最初の頃こそ一人で勉強しますが、だんだん怠けてしまい、やがてテキストに手をつけなくなってしまうパターンが圧倒的に多いようです。
学力は、勉強を継続しなければ向上しません。通信教育で結果が出ないのは、教材の質ではなく、継続のクセがつけにくいからだと思われます。